今回のご依頼は茨城県鹿嶋市にお住いのお客様からです。鹿島神宮から車で10分程度の場所にある住宅街の一角で、築10年の2階建て一戸建てです。家族構成はご夫婦と高校生の男の子を筆頭に全部で4人のお子さんを持つ6人家族のご家庭でした。
ご相談内容は台所のキッチンマットが今朝炊事中にびしょ濡れになっていたとのこと。食べ盛りのお子様が4人いるにぎやかなご家族で、キッチンの中にはストックの食品をはじめ多くの荷物が置かれており、水漏れで床が濡れてしまった事で本当に困ったというご相談でした。
水やお湯を日常的によく使うキッチンの水漏れは、当社でもよくご相談を受けるとてもオーソドックスなものです。こちらのご家庭の場合、パイプが破損したときのように水が噴き出すという種類のものではないようなのですが、流し下部分からじわじわと水がしみ出してきており、このままにすれば床などにもかなり悪影響が出る事が想像されるものでした。
台所の水漏れの場合、給水管の問題によるものか、排水管の問題によるものか、大きく分けると原因はこの2種類に分類されます。給水などの有圧箇所に問題を起こしている場合には、家じゅうの水回りを締めた状態でも水道メーターを見たときに銀色のパイロットが動いているのですぐにわかります。
まずはその線の漏水を疑い確認したところ、どうやらそちらは大丈夫だという事が判明しました。となると排水関係でのトラブルが疑われる状態。
お客様に水はどんな時に症状が出ているのかを質問してみたところ、キッチンを使った時だけ水漏れが起こると言う事だったので、おそらくドレンパイプで何かしらのトラブルを抱えている可能性が考えられました。
システムキッチンの流し下の引き出し収納を全て取出し、奥の壁面の点検口部分から給排水管を確認してみたところ、排水管の一部分に小さな穴が開いており、そこからの水漏れだと言う事が判明しました。排水口から床下まで続く排水管の一部を分解してみたところ、蛇腹状になった部分に小さな穴が開いていたことと、排水口自体が油汚れなどで詰まって排水がスムーズに流れて行かない状態に陥っていました。
問題のあった箇所を新品に付け替えることに加え、取り付ける前に排水管を高圧洗浄機を使って掃除する必要がありました。作業は屋外の排水枡から洗浄するやり方にして、油などの塊をしっかりと取り除いたことで水漏れの問題を解決することが出来ました。その後部分的に新しい排水パイプに取り替えて組み立て、作業は終了しました。