茨城県古河市にお住まいのお客様から、洗濯機が急にブザーが鳴り出し、そのまま運転停止してしまい洗濯が途中のままで為すすべもなく途方に暮れておられる状態でお電話をいただきました。洗濯機自体は、まだ購入して3年目なので故障は考えにくく、洗濯排水のつまりによる緊急停止が疑われました。とにかく、一度お伺いして状況を見て見なければハッキリとした原因は掴めないのでひとまずお客様のところへ向かうことになりました。
お客様のご自宅があるのは茨城県の西部にある古河市の中心部でした。古河市は古くから工業地域が広がっている地域で、同時に東京まで50キロメートル圏内というアクセスの良さも注目されるようになり住宅の建設も急増しています。自然も多いので快適な住環境が魅力の街となっています。
古河市内の閑静な住宅街に2階建の一戸建てのお宅がありました。こちらの奥様に洗濯機が設置してある洗面所のところにご案内いただき、まずは状況の確認です。 洗濯機のエラーの表示を見ると、やはり排水のつまりが原因であることがわかりました。お客様のお話によると、今までに洗濯排水のつまりが発生したことは一度もなかったそうです。今回のケースではまず洗濯機を動かしてトラップを分解しながら内部の状況を点検しました。
するとトラップの入り口周辺でさえ、すでにかなりの汚れがつまっているのがわかりました。これらのヘドロのような汚れは洗濯排水に含まれている洗濯洗剤や衣服に付着している皮脂の汚れ、さらにはこのドロドロとした物質に、髪の毛やペットの抜け毛、衣類の糸くずなどがすべて混ざり、さらにつまりやすい物質へと変化してしまうのです。
作動停止の理由がはっきりとしたところで、すぐに排水トラップの入り口からつまりを取り除くため、ワイヤーブラシを挿入して奥深いところまで到達させてから、少しずつ汚れの蓄積している部分を綺麗に掃除していきました。1時間ちょっとかかりましたが、丁寧に作業を進めていったので汚れの原因をほぼすべて取り除くことに成功しました。
洗濯機を元どおりにして運転を再開させてみると、今度はエラー表示されることなく運転が正常に開始されました。この瞬間が、我々にとってもホッとする時です。 洗濯機の排水はどのご家庭でも詰まりやすい部分ですので、定期的に排水トラップのクリーニングをするのが理想です。ご自身で洗濯機を移動させるのは危険ですから、やはり専門業者に任せていただくのが一番です。