新しい元号の訪れに世間が活気を見せている中、私はと言えば相変わらず水道修理に勤しんでおりました。
水のトラブルというのはそういったビッグイベント中にも関わらず発生してしまうので悩みものです。
今回そんな不運な目に遭うことになってしまったのはつくばみらい市は富士見ヶ丘にお住いのご夫婦。洗面所で顔を洗っていたところ、足元のマットがびしょ濡れになった居ることに気づいたとの事。
すぐさま雑巾やペット用の給水シートで水気を拭きとったらしいのですが、原因箇所の特定には至らなかったというお話でした。
当日は弊社の出張終了時間でもある21:00を過ぎておりましたので、お客さには被害の悪化を防止する為にもしばらくそのままの状態を保っていただき、翌朝の一番でお伺いをさせていただきました。
到着するとそこはまだまだ築浅の戸建て住宅で、お奥様のお話によると建築から6年程しか経過していないという事です。
通常水周りで使用されている給水装置のほとんどは10年以上の耐久年数を持ちますが、中には元々の強度がよわかったり、何かしらの衝撃が加わってしまうなどの理由で想定より早くダメになってしまうこともあります。
早速そんな厄介事を引き起こしている張本人の様子を拝見していく事に。
しばらく調査を続けて判明したのは洗髪式シャワー水栓のメタルホースに生じた亀裂です。その材質上の問題で表面からは確認できないのですが、水を出してみると蛇腹部分のわずかな隙間からチョロチョロと水が滴り落ちてきていました。
お客さまは「ええっそんなことってあるの!?」ととても驚いていたご様子でしたが、実はこのタイプの洗面化粧台には割かし多い内容となります。
過去にはリコールの対象となり、メーカーが無償交換をしたというケースもあります。
幸いな事に既設水栓は弊社でも良く扱っていたモデルとなっており、直ぐにホース部の交換をすることで対処できました。
今回の事例は水が足元を濡らすような形で染み出て来た為早期の発見ができましたが、これが壁際の方へ進行してしまうと具体的な個所の特定に時間が掛かってしまったり、木材などに浸透して傷ませてしまうことだってあります。
いずれにせよ大ごとに発展しなかったのは不幸中の幸いかもしれませんね。