本日は常総市にお住まいのお客さまより、お風呂の排水がつまり、一昨日より入浴が出来なくなってしまったとご連絡がありました。
お住まいは戸建てで築12年、ご主人の転勤に伴い常総市にお引っ越されてきたご家族で、家族構成はご夫婦とお嬢さまお2人の4人家族と伺いました。
浴室は新築当時からの物を使用しており、リフォームはされていないとのお話です。
構造上、排水を一か所に集めトラップを通し排水するタイプがほとんどで、そのトラップが詰まりを起こしてしまうと洗い場まで使用できなくなります。
最初のお話を伺い、奥様とお嬢さまお2人の女性3人が使用されているので、髪の毛による詰まり、および海外製の粘度の高いシャンプーや化粧品などによる詰まりがかんがえられました。
工具はトーラーとラバーカップを用意し、念のためピーピースルーも準備、ユニットバスを見せていただきました。
試験的にシャワーを使い排水したところ、1~2秒で床上まで逆流してきたので、詰まりの原因は比較的に近く、トラップ内部にあると予想しました。
ユニットバスのトラップはメーカーによって構造が異なり、中には掃除のできないタイプのものもあります。
このお宅の排水トラップも、奥まで清掃が出来ないタイプで、普段の清掃で上側の汚れは掃除していたようですが、奥の方にはぬめりによる詰まりの原因が残っていました。
トーラーが通らないため、排水トラップの隙間にドライバーを差し込み取れる汚れを取っていきます。
手前側から汚れを取るだけでも長い髪の毛に石鹸的なぬめりのこびりついた詰まりの元が大量に出てきて、それらを届くところまですべて除去しました。
トラップの奥が確認できないので、詰まりの元が残っているのかはわかりませんが、改めてお湯を流したところ逆流せずに排水されました。
トラップの届く部分は清掃し、数分お湯を流し様子を見たのちに奥様に確認をいただき、その後に洗浄と詰まり予防のためにピーピースルーを投薬させていただくことになりました。
薬剤は劇薬なため、マスク・手袋はもちろん換気に確認をし300グラムほど投薬します。
奥様に状況を説明し、掃除のできない部分は仕方ないので市販の詰まり防止薬をと、なるべく髪の毛を排水にながさないよう気を付けていただく事をお伝えしました。