みなさんは毎朝起床後は第一に何をしますか?私は洗面所で顔を洗うと共に一日のやる気スイッチをターボモードに切り替えます。そんなブースターとしての側面を兼ね備えた洗面所ですが、ここが使えないと眠気もスッキリしないのでとても困ります。
今回お伺いをしたのは坂東市借宿にお住いのお客様宅。どうやら洗面所で使用している蛇口のお湯のバルブがクルクルと空回りを引き起こしており、永遠に回り続けてしまうので止めることが出来ない状態らしいのです。
詳しい状況は実際に調査を交えながらお聞きするとして、準備を済ませたら出発進行です。
と意気込んだものの、当日は国道で交通事故があったようで、渋滞が発生しておりました。
予定時刻をオーバーするほどの規模ではありませんでしたが、悲惨な内容ということを後で知りました・・ご冥府をお祈りするとともに、明日は我が身と思い気を引き締めてまいりたいと思います。
到着するとアメリカンスタイルの洋風建築にお住いのご夫婦がお出迎えくださいました。問題箇所はバスルーム内らしく、お電話でお聞きした時には『どうして浴室の中なんだろう?』と少し疑問に思っておりましたが、現場を見てすぐに理解しました。
こちらの物件は外装だけでなく内装の隅々に至るまで拘り抜いており、よくハリウッド映画等で目にするトイレや洗面所に間仕切りの無い大判タイル造りのバスルームとなっておりました。
となると当然設置されている蛇口類を含む全ての水栓金具は海外製の物が使用されています。その名もズバリ American Standard そのまんまです。
国産の水栓であれば大体の規格サイズが決まっており、他社メーカーの部材でも適合することがあります。しかしながらこればかりは専用部材を用意しなくてはなりません。
幸いな事にボウル下にはお湯専用の止水栓がキチンと備わっていましたので、部品を輸入するまでの数日間はそちらを閉めておいて対処してもらうことができました。
後日内部のヘッドパーツを交換してみたところ、今度はキッチリと定位置で止まることが確認できたので一件落着です。