茨城県日立市の一戸建てにお住いのお客様から浴室での水漏れの修理のご依頼がありました。水漏れに気づいたのは1週間前で、それまでは特に気になったことがなかったそうです。ですが水道代がここ数ヶ月少し多くなっていたことを思い出され、もしかしてこの水漏れが原因なのではということで慌てて私どもにご相談されたという経緯でした。
今回の水漏れはバスルームの蛇口からということでした。水漏れ自体は、等間隔でポタっと落ちてくる感じでそれほど量が多くは無いので油断していたとおっしゃっていました。確かに浴室は床面もいつも濡れている場所ですし、水漏れが発生していてもなかなかそれに気づきにくいという点はあります。今回のようにお客様ご自身が水道代の上昇で気づかれるパターンも結構多いものです。
お電話でのご依頼を受けてからすぐにご自宅に向かいました。早速浴室にご案内いただき、水漏れ箇所の特定を行うため点検作業に入りました。伺った時には、サーモスタット混合水栓の蛇口からの水漏れは確かにありました。ポタポタと規則正しく水滴が落ちてくる状況ですので、間違いなく、水栓本体の内部にあるカートリッジもしくはパッキンの劣化が原因でしょう。まず、混合水栓を分解して内部をチェックする必要があります。分解していくとカートリッジが劣化していることは明白でした。ですがここで問題が。こちらの浴室のサーモスタット混合水栓はすでに製造から15年以上経過しているタイプでした。そのためすでにカートリッジなどの部品は製造中止となっており在庫もありませんでした。
お客様に、その旨をお伝えしカートリッジ交換ができない以上は、新しい混合水栓への付け替えが必要になることを付け加えました。お客様も、それではどうしようもないわね、ということで修理に同意していただきましたので早速新しい水栓取り付けを行わせていただきました。今回のように10年以上経過しているとパーツがすでに製造中止になっているものが多いのが難点ではありますが、新しいものに付け替えておけば、ここから新たに10年以上は快適に使用できるのでこれはこれで良いのではと思います。というわけで今回の出張修理のサービスは1時間ほどの作業で無事に完了いたしました。