守谷市にお住いのお客様から洗面からの水漏れトラブルで修理のご依頼がありました。洗面の水漏れは蛇口からではなく収納内に見える排水管の接続部分からのようで、常に水が少量ずつ滲むようにして漏れ出ているということでした。その箇所であれば恐らくS字トラップのことですが、たいていの場合はそれ自体の経年的な劣化が原因なのです。毎日のように水が流れている部分ですから、どうしても劣化のスピードは早くなります。だいたい平均的な寿命は10年前後というのが常識となっています。もちろん使用頻度などによってもそれよりももっと前に使われている素材が変質化してしまい、なにかしらの不具合が発生してしまうことも珍しくありません。
早速市内にあるご依頼主のご自宅に出張訪問することになりました。守谷市は、都市開発の要として整備された、つくばエキスプレスが秋葉原からつくば学園都市までを繋いでおり、その途中に守谷駅が設置されたため、秋葉原まで直通で30分という短時間で乗り入れることが可能になっています。この通勤の利便性から守谷市の人口増加は著しいものがあります。
さて、都市部の中心地にご自宅があり、駅までのアクセスも非常に良いご自宅にお伺いしました。一階の玄関からすぐのところが今回の現場。まずは詳しい状況の点検を細かく行なっていきます。水道蛇口は特にトラブルもなさそうでしたので、問題箇所は、洗面下のS字排水トラップのみということになりました。こちらのお宅のS字トラップはプラスチック製でしたが、普通ですとある程度弾力性のあるプラスチック素材の感触ですが、かなり劣化が進んでおりプラスチックのトラップはカチカチに硬くなっていました。パイプの変色も見受けられたのでこれはまさに新しい排水トラップへの交換時期であることは明白です。
今回は、水漏れの被害が大きくなる以前に、修理を行うことができたのは非常にラッキーだったと言えます。亀裂などが発生すると床がそれこそずぶ濡れ状態になるほどの水漏れが起きてしまうこともあるのです。早速、古くなったS字トラップを取り外し、新しい排水トラップの付け替え作業を開始しました。まず止水栓をしっかり止めてからトラップの部品を一つずつはずしていきました。このプラスチックのトラップのナットは手で簡単に外していくことができます。全ての分解が完了したところで、今度はパッキンをはさみこみながら新しい組付けし、外れないようしっかりと固定しました。時間にして1時間ほどで作業の全行程が完了しました。水漏れもすっかり改善しお客様もホッとされたようでした。