今朝は早い時間帯につくば市にお住いの奥様よりお問い合わせを頂きました。どうやら昨晩お子さんがトイレで遊んでいたところ、ふざけて巻き紙をロールのまま流してしまったらしいのです。通常の物であれば芯がのこるのでそれが上手く引っかかりなんとかなることも多いのですが、今回に限って全てペーパーで構成されているタイプの物を使用していたらしく、あれよという間にズルズルっと引き込まれてしまったとの事。
一刻も早く改善したいところですが、お客様は午後までパートタイムのお仕事に出られるそうでしたので、昼2時ごろを目安にお伺いとなりました。到着したのは市役所から大型家電量販店へ向かう途中にある賃貸集合住宅。この辺は駅から近いこともあり平日でも賑わっています。
奥様にご挨拶を済ませ、早速例の便器を調査させていただきました。落っことしてしまったものはお聞きした限りそこまで大型の物ではなさそうです。それであればもしかしたら便器脱着などの大掛かりな作業は必要ないかもしれません。それらの理由から今回はなるべく簡単な作業から開始し、必要とあれば段階を上げていく方法をとることになりました。
こちらの物件は比較的新しく建てられており、使用されていたおトイレも有名メーカーの現行モデルでした。ピカピカに磨き上げられた本体はシルエットもとても優美で、おまけに節水仕様となっている為お財布と環境にやさしい優れものです。ただ一つ注意しなくてはいけないことがあり、それは水の水圧不足による紙詰りです。厳密にいうと足りていない訳ではなく、メーカーが推奨している許容量を知らずしらずの間にオーバーして大量にペーパーなどを流してしまう事に原因があります。
とはいえ今回の場合は不注意による事故的なものですからこればかりは防ぎようがありません。早速持参したローポンプと呼ばれる加圧式手動工具で便器内部に水圧を送り込み、口の中をうがいするような感じでシェイクさせていきました。予想通りそれだけですぐさま問題は解消し、それ以上の作業は必要ありませんでした。