今回は茨城県つくば市にお住いのお客様のところへ浴室水漏れ修理に伺ってきた時の事例です。つくば市は茨城県の県南に位置する筑波大学を中心とした筑波研究学園都市と呼ばれる教育エリアとして知られています。昔は田畑が中心の土地でしたが、ここ40年ほどで学園都市として大きく発展してきた街で綺麗に整備されているので住環境も非常に良いのが特徴です。
ご依頼はこのつくば市に30年ほど住んでおられるご家族です。お電話で、まずだいたいの状況をおうかがいしたところ、バスルームの洗い場にあるシャワーつきのサーモスタット混合水栓の蛇口の水が止まらないというお話でした。水漏れはシャワーや蛇口を使用されていない時に、ずっとポタポタと流れ続けてしまうそうで、レバーを強く締めても全く関係なく漏れてきてしまうそうです。
まずはご自宅にお伺いしてから点検をし、直接目で見て確かめてみないとお電話ではお答えできません。お客様は、すぐにでも修理に来てほしいというご要望でしたので、お電話を切ってから即出動となりました。
美しい街並みの筑波学園都市を通り抜けた住宅街にお客様のご自宅がありました。一戸建ての瀟洒な造りでひときわ目立ちました。早速中にお邪魔し、浴室で水漏れの点検を開始しました。私が到着した時も、蛇口から水がひっきりなしに垂れていました。混合水栓は、それほど古いものではありませんでしたが、お客様のお話によると、それでも10年以上は使用されているとのことでしたので、やはり一番濃厚なのはパッキンの劣化だと考えられました。
まずは、内部を確認するために混合水栓の部品を取り外しながら一部解体をしてみました。するとパッキンの劣化だけではなくカートリッジもひび割れが発生しており、これが水漏れの主な原因であることがすぐにわかりました。お客様にはカートリッジの交換のお見積もりを出させていただき、費用等にご納得いただいてから実際の修理に取り掛かることになりました。
サーモスタット混合水栓は、毎日繰り返しお湯や水が通過する部分ですので劣化スピードも非常に早いものです。新しいカートリッジへ交換することによって、また10年ぐらいは水漏れ発生もなく快適に使用できるはずです。1時間ほどの作業で無事に新しいカートリッジに交換され、水漏れはピタリと止まりました。