今回は茨城県笠間市のお客様宅へ洗面台の水漏れ修理で訪問してきました。
この地域は笠間稲荷神社が有名で、全国各地から毎年数百万人が参拝に訪れる土地でもあります。
お伺いしたお宅は新築時にマンションを購入されてからかれこれ10数年。
ご相談内容は「洗面所の蛇口からポタポタと水がでてきて止まらない」というものです。今朝方身だしなみを整えようと化粧台の前に立った際に、水栓より止水不良が起きているという事に気がついたのだそうです。
お電話は職場からで、帰宅後に来てほしいとご要望でしたので、夕方6時に行く事となりました。
到着して確認をしていくと、レバーハンドルをクッと力強く閉めているにもかかわらず水が一定間隔で落ちてくる状態でした。もっと詳しい原因を探る為に一つずつ分解してゆくと、内部に使用されているカートリッジという部分が破損していることがわかりました。
お話しよるとこちらに住まわれてから一度も本体を交換したことがないのだそうです。メーカーによると耐用年数は一般的には5~8年ほどなので、時期としてはそろそろといったところ。使い続けていると、どうしてもいろいろな消耗部分が劣化をしてきて、水のトラブルを起こしやすくなってきます。
また、カートリッジが破損することで本体の中にも細かな傷がついており、部品を交換することで一次的に症状が改善されたとしても、すぐに水のトラブルを起こす心配があります。お客様に破損してしまった箇所を実際に見てもらい、現在の状況と短期間で水漏れが再発する可能性があることを説明し、蛇口の交換を勧めました。実際見ていただいて状況に納得してくださったようで、「蛇口を新しくしてもらえませんか」と了解を得ました。
蛇口を交換する前に水の元栓を閉めて家全体を断水します。水が完全に止まっていることを確認してから作業を開始します。
まずは止水栓に繋がっている給水ホースを外します。次に器具を固定している金具を取り外し、その周りをタオルでしっかり拭き取ります。
その後、新しい本体を取り付けます。ボウルに開いた取りつけ穴に差し込んで裏側からナットで固定をします。しっかり固定できたら逆の手順で組付けていきます。
水漏れがないようにしっかりと締め付けたら元栓を開いて水を流し、各つなぎ目から水漏れがなければ作業は終了です。