いつものようにキッチンに立ったら、台所の床がプールのように水浸しになっていた…。こんな時は頭の中がパニックになってしまうものです。今回ご紹介するのは、そんな台所水漏れに関する水道トラブルです。ご依頼のお電話を頂いたのは、茨城県高萩市にお住まいの戸建て住宅のお客さまです。北茨木市に隣接する高萩市は秋になると色とりどりの風景を見せてくれる紅葉のメッカ。10月を過ぎると、その美しさをひと目見ようと多くの観光客の方で賑わいます。
◇ある日急に起こる、台所水漏れ
台所周りの水漏れは、気づかぬうちに進行するものです。水漏れに気付いたときには既にトラブルが悪化しているケースも多く、大掛かりな工事が必要になることもあります。いつもと様子が少しでもおかしいな…と感じたら、出来るだけ早めにプロに依頼することがおすすめです。
水漏れしているキッチンをチェックすると、床一面に水が零れて事態は急を要することが一目瞭然でした。早速蛇口の周り、シンクの下の細かな部品を念入りに点検していきます。初めはレバー付近にトラブルがあると思っていたのですが、よくよく見てみると原因は排水ホースにありました。
排水ホースの一部に亀裂ができ、裂け目から水がコトコト零れだしていたのです。排水ホースは平らではなく、凹凸のような溝があるため、多少の切れ目は発見しにくい厄介な特徴があります。ドレンホースの状態を調べてみると、わずかですが他にもいくつかの傷がありました。亀裂の入っていた部分のみ修復すると、後日また違う場所から水漏れが起こる可能性があります。
ホースの修理工事をおこなうよりも、ホース全体を新しいタイプに交換する方が早いと捉え、ホースの交換作業をおこないました。水道の元栓をしめ、周囲をシートで被って新旧のホースを交換していきます。根本のナット部分を丁寧に回して作業完了。古びていたホースが新しく生まれ変わり、シンク下も心なしかピカピカ綺麗になりました。
「ありがとうございます。プロの方に見てもらって良かったです。」と30代の奥さま。喜んで頂けて、こちらも嬉しくなりました。