
今回は茨城県結城市にお住まいのお客様からトイレの排水が詰まってどうにもままならないとの修理依頼を受けてお邪魔しますると可愛いキジトラさんと茶トラさんの出迎えを受けました。
日本人の六人に一人は何らかのペットを飼っているという統計をご覧になった方も多いと思います。
ポピュラーなペットといえば犬と猫なのですが、近年特に猫を飼われている家でのトイレの修理依頼を受けるケースが多いのです。
それは『流せる猫用トイレ砂』の普及によるトラブルです。
簡潔に言いますとそれらの商品を使用した際に大量の砂を便器に流してしまうなどケースがあります。
もう一つのケースとしては普及による刷り込みで本来流せないタイプのものまでも流してしまい、パイプを詰まらせてしまう場合も多いです。
他にはお尻ふきを詰まらせてしまうケース。たとえ流せる砂でも動物の大便には毛が混じっていますので長毛種を飼われている方は流す時に注意が必要です。
但し比較的軽度の場合いはご自分で対処されてもなんとかなることも多いです。
今までに何度か詰まらせてラバーカップで対応したところ解決されていたようです。
この処置は間違っていませんが、数回やって症状が改善されないようでしたら水道業者への依頼をするのが安心です。
詰まる場所によっては大掛かりな処理をしなければならなくなります。
無理に流そうとして、より深部で詰まりを発生してしまうと費用の負担も大きくなります。
今回は数回ラバーカップ、いわゆるすっぽんを試したところで状況が悪化するのを懸念してご連絡を頂けたのが幸いでした。
到着後、確認してみたところやはり便器の水位の異常が確認できました。
典型的なトイレの異物による排水つまりです。
このケースの場合の便器の排水トラブルの9割方は電動による真空ポンプを使えば解決いたします。
これはトイレに詰まったものを除去するためだと思われる方もいらっしゃいますが違います。
詰まった状態で水を遮蔽しているものを真空ポンプで吸引することによって、詰まった状態を変化させて水の通り道を作ってあげることが目的です。
水の流れ道ができれば詰まりは自然に解消されて、水が流れていきます。
流れることにより便器の水位が基準値に戻ったことを確認して、今回の作業は終了いたしました。
9割方はこれで解決するといっても解決しない残りの1割はトイレの排水管を傷めない薬品を使用したり、高圧洗浄をかけなければならないケースになりますし、異物の詰まっている箇所を調査しなければならないため大掛かりになることもあります。
結城市のお客様に加え、可愛い猫のキジトラ、茶トラさん感謝の鳴き声をかけて頂きありがとうございました。