偕楽園公園近くの住宅へ

 今回私がお伺いしたのは、茨木県水戸市。駅近くの一戸建て住宅でした。県道342号線沿いの2階建てのお家です。
 お住まいになっているのは30代後半のご主人と奥様、そして中学生と小学生の男の子2人の計4人家族。
 築45年の住宅を、数年前にリフォームされたとのことで、真っ白い外壁が美しいお家でした。
 そこで肝心の台所ですが、リフォーム時にシステムキッチンに変更されていました。きれいに掃除されていて、手が行き届いている感じです。 しかし、台所のシンクを見てみると、完全に詰まっています。水が全く流れていかない状況で、若干の異臭もします。
 お話を伺ってみますと、食べ盛りの男の子2人が揚げ物が大好きで、週に2日ほどは唐揚げやトンカツ、天ぷらなどを作られるとの事。
 またサッカー部に2人とも入部しているため、お弁当用にも油物が多く、ここ1年程まえから水の流れが悪くなっていたそうです。
 市販のパイプクリーナーを使って何度か掃除もされたそうなのですが、残念ながらあまり効果が無く、今回、完全に詰まってしまったそうです。
 なるほど、と私は思いました。
 台所の詰りの原因は、一般の方は『ゴミや食べ残しが詰まる』と思いがちなのですが、実は違います。
 最近のシステムキッチンでは、食べ残しなどは掃除しやすく、それだけが原因となることはあまりありません。
 原因は『油』と『洗剤』です。
 洗剤には油をまるで石鹸のように固めてしまう効果があり、これが台所の詰り原因になりやすいのです。
 今回のお話を聞くと、息子さん達の成長期により、お母さんの想像より多く油物の調理が、多かったのだと思います。
 パイプは虫やネズミの侵入を防止する為、U字型やS字型に曲がった箇所が授けられており、汚れが洗剤によって固まってしまうと、なかなか市販のパイプクリーナーでは掃除しきれません。
 と、いうことで作業を開始しました。
 換気扇を動かして、しっかりと換気されていることを確認し、シンク下の扉を開きます。そこにあるS字タイプのトラップを取り外しました。
 予想通り、そのパイプには油が凝固したものがビッシリとこびりついており、それを丁寧に落としていきます。
 ここで強引にしてしまうと、パイプそのものに傷が入り、劣化や破損の原因になるからです。
 完全に除去した後、再び設置します。ここも少々のコツが必要で、きれいに設置しないと後々の水漏れ原因になります。
 設置後水を流すと、何の問題もなく流れていきます。これには依頼主様も安心されたようで、何度もお礼を言われました。
 最後に、掃除に関するアドバイスを何点か行い、終了となりました。
 今回、運が良かったのは、トラップの掃除だけで済んだ事です。原因が他まで広がってしまった場合、もっと大がかりな作業が必要となる所でした。
 美しい偕楽園公園を遠目に見ながら、帰りの車を走らせました。