用途によって変わる劣化速度

 

今回、ご連絡いただいたのは稲敷市の戸建てにお住まいのお客様で、台所の床に水が漏れだしてくるというご依頼でした。

台所は水回りの不具合が、トイレと並んで起こりやすい場所で、想定されるトラブルも多数あります。

お電話ではキッチンの床ににじみ出るように漏水しているとのことでしたので、考えられるのは排水の不具合、給水給湯管の不具合、または器具接続部の不具合ですが、いろいろなパターンがあるので現場を見てみないとわからない状況です。

お伺いしたお宅は築8年の戸建てで旦那様と奥様のお2人住まい、進学のために一人暮らしをしているお子さまがお1人いるそうです。

対応していただいた奥様に話を伺ったところ、台所の使用時、未使用時に関わらず漏れてくるということでしたので、有圧箇所(水やお湯の管などの常に圧力が加わっているところ)に問題がある可能性が高いと想定されます。

台所はシステムキッチンで、食洗機は設置されておらず配管はシングルレバー水栓に繋がる給水管・給湯管のみでした。

キッチン下の止水栓を確認すると、給湯管の方がカビており、漏水または結露があることがわかります。

見たところ給水管には問題がありませんでしたが、お湯側は一目見てわかるほど劣化しており、ときおりバルブ部からしずくが落ちるのが確認できました。

原因は蛇口本体から下部へ伸びている水道管との接続部に組み込まれている逆止弁で、内部のパッキンが割れていることによるものでした。

止水栓は奥まっているため奥様が異常を発見できず、漏れた水はパイプの立ち上げ用に収納内に開けられた穴の隙間に流れてしまったため気づく事が出来なかったようです。

また、給湯側のに使用される部材はに晒されるため通常よりも傷む速さが早まることも多くあります。

奥様に原因を伝え、給湯管のパッキンと念のため給水管のパッキンも取替えました。

キッチン下には大量の水が溜まっていることが考えられたため、キッチンの底板を外し溜まった水の拭き取りと清掃で作業は完了しました。

台所は給水管から止水栓、水栓の接続金具や逆止弁、水栓と接続部分が多く、そのすべてが漏水の原因となります。

取付けの不具合やパッキンの劣化、器具や部品自体の劣化とさまざまですが、漏水をほうっておくとキッチンの木部の腐食や破損、床板の変色や腐食などコストのかかるトラブルへと発展しかねません。

定期的に戸棚の清掃と各所の点検をオススメします。