ユニットバスが詰まってしまうことがあります。もちろん、普通に使っているつもりでも詰まる原因を作ってしまっている場合があります。では、ユニットバスが詰まる原因と、詰まった場合に業者に依頼した際の料金相場について紹介したいと思います。

目次

よくある原因と症状

お風呂のつまりでよくある原因は、異物やごみ、汚れの蓄積です。お風呂は体を洗ったり、髪の毛を洗う場所なので、特に髪の毛、皮脂、垢が排水管の中で蓄積されて固形化することでつまりが起きます。普段お風呂場を洗っていても、排水溝の中までしっかりときれいにしないと、どんどん汚れが蓄積されてしまうのです。また、女性などでヘアピンなどをうっかり落としてしまい、流されてそのままにしておくのが原因でお風呂つまりを引き起こしてしまいます。
また、ユニットバスは浴槽と洗い場は排水口が共通です。浴槽の水は洗い場の排水口を取って排水管へ流れていきます。洗い場の排水口に異物などゴミなどがつまることで、お風呂つまりが起きます。詰まることで水が流れずに逆流してくる現象が起こるおこることになります。

ユニットバスの詰まりの解消を業者に依頼するといくらくらい?

お風呂の詰まりが自分で解決できない場合に業者に依頼をしなければいけません。そうなると、費用としてかかるのが「作業費+基本料金+出張費」です。作業費だけでなく、出張費などもかかってくるので、さまざまなお金が発生してしまいます。そして、料金相場の目安は4,000円~50,000円程度になります。何故このように相場に差ができるのかというと、状況によって費用に差ができるからです。お風呂のつまりの修理が高くなる原因としておもに「修理方法」と「環境」があります。お風呂つまりを直すには高圧洗浄機やトーラー、ドレンクリーナーを使う方法があります。高圧洗浄機は排水管に詰まっているつまりを一気に押し流してきれいにすることが可能です。排水管の長さや立地の条件によって機材を使い分けるため、トーラーやドレンクリーナーより高くなることが多いです。またトーラーやドレンクリーナーはワイヤーの先端に金具がついた道具を使用して、つまりを削ったり、取り除いたりします。高圧洗浄機よりもお手ごろですが、つまりを起こしている場所までの距離が長いと追加料金がかかるので、高くなります。

・詰まり除去 8,000円~11,000円

・高圧洗浄機使用・戸建て 15,000円~20,000円

・高圧洗浄機使用・店舗・マンション 35,000円~45,000円

・トレーラー機使用 3メートルまで 13,000円~18,000円

だいたいこのような値段になっています。特別な機械を使わなければそこまで高い費用はかからないのですが、高圧洗浄機をつかわなければならないと高額な費用が発生してしまうので、注意が必要です。

業者はどんな作業をする?

まずは、どこで詰まりが起きているのかを確認することからはじめます。そして、つまりの原因である異物を道具を使って取り除いていきます。その後排水管にポンプで水を送り込んで洗浄をします。洗浄をすることで、へばりついていた汚れを落とすことが可能です。最後に洗浄剤を投入してポンプで洗浄しきれなかったよごれを落とします。だいたいこのような流れを業者の方はするのですが、作業の環境によって異なる場合があります。具体的に知りたいと思う人は作業をする前にどのような手順で行うのか、どんな道具を使うのか直接業者にたずねてみることをおすすめします。

高圧洗浄が必要なタイミングはどんなとき?

高圧洗浄機が必要なのは、つまりが発生したけど、原因箇所が排水管の奥にあり、手作業では解決できないときに使います。奥の方に原因があるため、手では届かなくなってしまうと、高圧洗浄機の汚れなどを強烈な水の勢いで流します。浴室の排水には髪の毛や髪の毛についたワックス、シャンプーや石鹸などが流れていきます。入浴後、排水溝にシャワーのお湯を多めに流して掃除をしても、排水管の奥ではシャンプーや石鹸カスが付着していることが多く、つまりの原因となっている場合があります。高圧洗浄では、このようになかなか取れない汚れを一気に洗い流してきれいにしていきます。

詰まらないようにする対処法は?

高圧洗浄機が必要になってしまうと、かなり高額になってしまうので、つまらないように普段からメンテナンスをしておくといいですね。髪の毛が原因で起きたお風呂詰まりは、「排水管洗浄剤」が効果的です。塩素系の排水管洗浄剤には、髪の毛を溶かす効果があります。また皮脂や垢が原因で詰まりがおきているときは「重曹」、シャンプーやせっけんカスが原因ならお酢などにふくまれている「クエン酸」が効果的です。また、詰まり防止には排水口に「ヘアキャッチャー」を設置することがおすすめです。排水口にネット状の防止のようなヘアキャッキャーをかぶせることで、髪の毛などを排水口でせきとめることができます。100円ショップなどでも手軽に購入が出来るので、詰まりを防止するためには是非利用した方が良いですね。特別な液体がなくても薬局やスーパーなどで購入が出来る商品で十分に対処が出来るので、普段から汚れがたまらないように対応しておくことをおすすめします。これらのアイテムを使って定期的に排水口は綺麗にしておきましょう。

まとめ

このように、ユニットバスのつまりの原因と業者に依頼をしたときの相場について紹介しました。業者の人を呼んでも少しの汚れやつまりなら、比較的安く作業をしてもらえるのですが、あまりにも状態がひどく高圧洗浄機などを使わないと汚れがとれないと、高額な金額が必要になります。もちろん、道具を使わないと解消が出来ないので、仕方がないですが、出来るだけひどい状態にならないように普段から気をつけておくことが大切です。つまりを予防するアイテムは薬局などで買えるものばかりですし、どれも手ごろな金額なので、自分で対処をしておくようにしておきましょう。もし、業者を呼んだらどれくらいの料金になるか相場を知っておくと便利なので、是非参考にしてください。